三島市で不動産選びを始める方へ!将来を見据えた考え方のヒントもご紹介

三島市の不動産知識

土屋 公美恵

筆者 土屋 公美恵

住まい探しは、期待と同時に不安もつきものです。
だからこそ、まずは「話しやすい」「来てよかった」と
感じていただける空間づくりを心がけています。気軽に話せて、自然と笑顔になれる。
そんな場所でありたいと考えています。
どうぞ安心して、お立ち寄りください。

三島市で不動産購入をお考えの方は、「将来の資産価値は維持できるのか」「住み心地は今後どう変わるのか」といった疑問や不安を感じていませんか。不動産は長期的な視点や都市の変化を見据えた選択が重要です。本記事では、三島市の地価動向や、交通・公共施策・生活環境といったさまざまな視点から、将来を考えた不動産選びのヒントを解説します。後悔しないために知っておきたい知識を整理してご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


三島市の価格水準と将来変化の見通し

まず、三島市の地価水準についてみてみましょう。2025年の地価調査によると、三島市の住宅地の平均価格は㎡当たり110,530円、商業地は227,750円となっており、いずれも前年に比べ上昇しています(住宅地:前年比約101.6%、商業地:前年比約103.2%)。

つぎに、駅近エリアと郊外エリアの価格差の実情を見てみます。2025年時点で三島市の平均坪単価は414,495円ですが、駅から500m以内のエリアでは約879,000円/坪、郊外(駅から2.5km以上)では約333,000円/坪と、駅近と郊外の価格差が依然として大きいことがわかります。

将来の変化に目を向けると、ダイヤモンド不動産研究所の予測では、三島市の土地価格は過去10年で▲15.3%下落しており、今後10年にはさらに▲27.3%の下落が見込まれています。一方で、2026年の不動産市場では、三島駅南口の再開発が進むことで、エリアによる地価の二極化が鮮明になるとの見方もあります。

以上を表でまとめます。


項目内容コメント
地価調査(2025年)住宅地:110,530円/㎡、商業地:227,750円/㎡前年に比べ上昇
駅近と郊外の坪単価差駅近:約879,000円/坪、郊外:約333,000円/坪駅近優位が継続
将来予測10年後:約27%下落の見込み地域差・再開発の影響に注視

交通の革新と地価形成の未来予測

三島市では、過去から現在に至る交通インフラの進化が、地価形成に大きな影響を与えてきました。例えば、東海道本線から新幹線への進化が駅周辺の利便性を高め、地価を押し上げてきた歴史があります。現在も新幹線駅周辺は坪単価が高く、三島駅近くでは坪単価100万円超の地点もみられ、郊外に比べて数倍高い価格差が存在しています(例:駅近一番町の坪単価112万円、郊外は30万円台)

こうした背景のもと、三島市では2023年12月に、三島駅北口と下土狩駅間でレベル2の自動運転バスによる実証運行が行われ、延べ464人が体験しました。将来的には自動運転の普及、EVやMaaSといった交通インフラの進展により、「駅からの徒歩圏」の価値が相対的に下がる可能性があります。インター近接や新たなモビリティ環境が整えば、郊外でも生活の合理性が高まり、地価にも変化が出てくることが予想されます

以下に、現在の地価分布と将来的な交通変化の影響を整理しました。

項目現在の状況未来の見通し
駅近エリアの地価三島駅周辺は坪単価80~110万円台交通多様化により価値差の縮小も
自動運転・EV・MaaSレベル2バスの実証実験実施普及が進めば郊外の利便性向上へ
郊外エリアの注目度坪単価30万円台と低水準交通インフラ整備で再評価の可能性

このように、交通インフラの進化は地価分布に影響を及ぼします。特に将来的には、自動運転やEV、MaaSといった交通の革新が、現在の駅近優位の構図に変化をもたらし、郊外エリアが再評価される余地があると考えられます。

三島市の公共施策と空き家対策の動向

三島市では、空き家の増加や人口減少などの課題に対応するため、さまざまな公共施策と連携した取り組みを進めています。

まず、「三島市空家等対策計画」が策定され、所有者への支援や相談体制の整備が検討されています。不適切な管理状態にある空き家については「管理不全空家等」「特定空家等」として法的対応がされるなど、段階的な対策が取られています。また、活用を望む所有者向けには空き家バンクの利用、さらに効果的に対処できる事業者には「空家等管理活用支援法人」の指定を通じた支援が行われています。


取り組み項目 内容
管理・法的対応 管理不全空家等や特定空家等の認定と法令に基づく段階対応
空き家バンク 活用希望者に対しバンクを通じて情報提供・マッチング
支援法人指定 活用促進のための民間事業者を支援法人として指定


出典:市のパブリックコメント資料より)

次に、都市再生特別措置法に基づく「立地適正化計画」により、公共交通と連動した「コンパクト+ネットワーク」の都市構造づくりが進められています。生活サービス施設の周辺に居住を誘導し、公共交通の整備でつなぐことで、利便性の高い住環境を維持・向上しています。

さらに、平成28年度には市の公式ホームページ上で中古住宅情報サイトを開設し、インスペクション済み物件の紹介を通じて購入希望者の不安を和らげ、中古住宅・空き家の流通促進を図っています。加えて、不動産や建設業団体など計10団体と協定を結び、官民連携による空き家相談会の開催、啓発パンフレットの作成などを実施しています。

このように、三島市は行政と民間の連携を通じて、空き家の管理・利活用・流通促進を多角的に進めており、市民や購入検討者にとって安心できる住環境づくりにつなげられています。

三島市の魅力的な生活環境と長期的価値の視点

三島市は、新幹線で東京へ約1時間というアクセスの良さがありつつ、自然豊かな環境と歴史文化が日々の暮らしに彩りを与えています。実際、「住みよい街ランキング2025」において、静岡県内で第1位、中部圏内では第3位に選ばれるなど、そのバランスの良さが高く評価されています。特に「気候が穏やか」「自然環境が豊か」といった項目では全国で上位に位置しており、都市利便性と自然環境の両立が三島市の長期価値を支えています。

魅力の要素内容
交通利便性新幹線で東京へ約1時間
自然の豊かさ源兵衛川や楽寿園などの水辺空間
住みよさ評価県内第1位、全国でも高評価

三島市には「水の都」として知られる源兵衛川や楽寿園、公園や湧水スポットなど、美しい水辺が身近にあります。源兵衛川では木道や飛び石を用いたせせらぎ散歩が楽しめ、ホタルや梅花藻、カワセミなどの生き物が観察できる親水空間として、心豊かな暮らしが実感できます。

子育てに関しても安心感があります。子どもの医療費は通院・入院ともに自己負担分の助成があり、18歳年度末まで対象となります。また、幼稚園や保育所の利用料は、3歳から5歳まで全世代で無償化されており、0歳から2歳も住民税非課税世帯を対象に無償化が適用され、子育て家庭の経済的負担をしっかり支えています。

さらに、地域のつながりやコミュニティ形成にも力を入れており、「水と緑と人が輝くまち・三島」の実現を目指すまちづくりプロジェクトを推進。移住・セカンドライフにおいても、自然・コミュニティ・立地の組み合わせが暮らしの豊かさにつながっていることが、移住者の声や事例からもうかがえます。


まとめ

三島市で不動産を購入する際は、土地価格や将来の変化だけでなく、交通インフラの進化や市の空き家対策、独自の生活環境も重視することが大切です。地価は人口や社会の動きで変わるため、将来を見越した選択が必要です。公共交通や子育て支援の充実も長期的な安心につながります。三島市の利便性と自然の調和、地域ならではの魅力を知ることで、納得できる住まい選びのヒントが得られるはずです。



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