三島市は、富士南麓、箱根西麓の伊豆半島の付け根に位置し、自然を望む絶景や浜松に次ぐうなぎの産地でもあります。今回はそんな三島市にある「時の鐘」の概要と特徴をご紹介します。
●所在地:三島市広小路町13-1
●アクセス:伊豆箱根鉄道(修善寺行き)三島広小路駅下車 徒歩3分
「時の鐘」には下記のような特徴があります。
[特徴1]:川沿いにあり、三島らしい歴史の感じられる風景
[特徴2]:今でも毎日、夕方6時に鳴らされている
時の鐘は静岡県三島市広小路町に位置しています。時の鐘の創建は江戸時代初期の寛永年間(1624~1644年)に三石神社の境内に設置されたのが始まりと伝えられています。当時から三島宿の住民や東海道を利用する旅人達に愛され、三島八景(三嶋大社の群鳥・水上の富士・間眠の夜雨・加茂川の蛍・広瀬の秋月・広小路の晩鐘・千貫樋の夕景・小浜山の暮雪)の1つにも数えられていました。第二次世界大戦の折、軍により鐘が供出され、宝暦11年(1761)に鋳物師沼上氏が鋳造された鐘は失われましたが、昭和25年(1950)に市民の有志により再び鐘がよみがえりました。