三島市は、富士南麓、箱根西麓の伊豆半島の付け根に位置し、自然を望む絶景や浜松に次ぐうなぎの産地でもあります。今回はそんな三島市にある「山中城跡公園」の概要と特徴をご紹介します。
・山中城:戦国時代末期の永禄年間に、小田原に本状をおいた後北条氏が築城しました。
その後天正17年豊臣秀吉と不仲となった北条氏政は、秀吉の小田原攻めに備え、急遽堀や岱崎
出丸等の整備、増築を行いました。
しかし翌天正18年、増築が未完成のまま、4万の豊臣軍の総攻撃を受けました。
北条軍は4千で、必死の防戦もかいなく鉄砲と圧倒的兵力の前にわずか半日で落城したと伝え
られています。
・入場料金:無料
・営業時間:10時~16時
●所在地:三島市山中新田410-4
●アクセス:三島駅からバス30分(JR三島駅南口5番バス乗り場から元箱根港行き「山中城跡バス停」
下車
「山中城跡公園」には下記のような特徴があります。
[特徴1]:400年前の遺構がそのまま復元されている石を使わない土だけの山城
[特徴2]:昭和9年国の史跡として指定
[特徴3]:平成18年「日本百名城」に選定
「山中城跡公園」のおすすめポイントをご紹介します!
[おすすめポイント1]:障子堀・・・上から見ると、空堀の中に衝立障子のような堀り残しがあることから
名付けられました。
[おすすめポイント2]: 本丸西橋・・・本丸から二ノ丸の間の堀にかかる橋で、左側半分は土橋。いざとい
う時は右半分の木橋を堀に落とし、本丸への侵入を防ぐことができ
ます。
[おすすめポイント3]: 睡蓮・・・二つの池があり、箱井戸は山中城将兵の飲料水。田尻の池は馬用の飲み
水として使われていたようです。
[おすすめポイント4]: 山中城将の墓・・・城主松田康長、副将間宮康俊などの墓で、三ノ丸宗閑寺境内
にひっそりと苔むしています。隣には豊臣方の武将柳直末の
墓もあります。
お得なバス一日乗車パス・東海バスフリーきっぷ「三島1日券みしまるきっぷ」
三島スカイウォーク、山中城跡公園、三島大社、柿田川湧水公園など、三島周辺を周遊する方へオススメ!